属性別審査基準
「学生」
学生向けの審査基準は、社会人に対する審査基準よりも緩やかです。その理由はクレジットカード会社が将来の優良顧客を囲い込む戦略から学生に対して積極的にカードを発行しているからです。社会人に成ってしまうと勤務先や勤続年数・年収などによっては銀行系のクレジットカードは審査が厳しくなりますが、学生の場合は同じ「銀行系クレジットカード」の審査も社会人2~3年生よりも緩やかだからです。
従って、銀行系のステータスの高いクレジットカードに学生のうちに入るのも一つの選択肢と言えます。
「年収200万円程度のフリーター」
年収200万円程度の派遣労働者・フリーターの場合は、「銀行系クレジットカード」と「大手信販会社系クレジットカード」の審査は厳しい場合が多そうです。従って、「流通会社系クレジットカード」と「消費者金融系クレジットカード」が狙い目と言えます。只、信販会社系クレジットカードの中でもオリコカードやライフカードは比較的審査が通り易いカードと言えます。
「自営業者」
一般的に自営業の方は公務員や上場会社の社員よりも審査は厳しくなります。その理由は零細企業は事業の安定性に欠ける為、経営者の収入が公務員や上場会社の社員に比べると安定していないと見なされるからです。
特に、「銀行系クレジットカード」と「大手信販会社系クレジットカード」会社は、自営業の方の収入には安定性が無いと判断することが多くなります。しかし、外資系のアメリカン・エキスプレス・カードは、一律に自営業の方の審査基準をマイナス評価しない様です。これも起業に対する日米の考え方の違いの表れかもしれません。
「とにかくクレジットカードが欲しい方」
過去に延滞や金融事故・任意整理をした方の場合は最低5年、自己破産をした方の場合は最低10年経過しないとカードは持てません。しかし、これらの期間は法律上のペナルティーではなくて、民間会社が独自に設けたペナルティー期間です。従って、5年~10年経過していなくとも、「消費者金融系クレジットカード」であれば審査を通過する可能性が有ります。
とにかくカードが欲しい方は、「消費者金融系クレジットカード」にトライすることをお奨めします。
「主婦向けのクレジットカード」
主婦向けのクレジットカードは、イオンカードやセブンカード・セゾンカード等の様に審査が比較的楽なことは既に述べましたが、楽天カードやJCB EITカードも主婦が加入し易いカードと言えます。
特にこれらの「流通会社系クレジットカード」の場合は、キャンペーンの時に申込むのが審査の上でもポイントや優待を受ける上でも有利なことは言うまでもありません。
「クレジットカードにステータスを求める方」
「銀行系クレジットカード」の審査を通過する自信は無いが、クレジットカードにステータスを求めたい方にはアメリカン・エキスプレス・カードがお奨めできます。アメリカでのステータスは最上級クラスで、「銀行系クレジットカード」に比べると比較的審査は通り易い様です。アメリカン・エキスプレス・カードは、日本の銀行や信販会社のクレジットヒストリーのスコアリングと違う考え方でスコアリングをしますので、「銀行系クレジットカード」の審査に落ちた方でも審査をパスする場合が有るからです。