発行会社によって異なる審査基準

クレジットカードの発行会社は、大別すると4つの系列に分類することができます。

4つの系列とは、「銀行系クレジットカード」と「大手信販会社系クレジットカード」と「流通会社系クレジットカード」と「消費者金融系クレジットカード」の4つです。

そして当然のことながら、クレジットカードのステータスが大きく異なるようにカードの審査基準にも大きな違いがあることは事実なのです。

「銀行系クレジットカード」

三井住友・三菱UFJ・等の「銀行系クレジットカード」は最も審査基準が厳しく、特に勤務先と勤務形態と年収を重視します。只、銀行間格差が有る様に「銀行系クレジットカード」の審査基準とステータスにも大きな違いが有ります。

審査が厳しくステータスが高い順に並べると、メガバンク・その他都市銀行・地方銀行・信用金庫・外国銀行という順になります。

またより現実的には御自分の勤務先との兼ね合いで、給与振込銀行のクレジットカードを選択するのが最も無難な選択と言えます。

「大手信販会社系クレジットカード」

オリックス・日本信販・オリコ・ライフ等の「大手信販会社系クレジットカード」は「銀行系クレジットカード」に次いで審査が厳しいと言えますが、カード会社間でかなりの審査基準の違いが見られます。一般的に過去の返済履歴に問題が無い場合は中小企業の正社員までは、「大手信販会社系クレジットカード」の審査に問題は無いと思われます。

「流通会社系クレジットカード」

イオン・セゾン・セブン・楽天等の「流通会社系クレジットカード」各社は、クレジットカードへの参入が後発組だった為、一般的に審査は緩やかです。特に、「銀行系クレジットカード」と「大手信販会社系クレジットカード」では審査が通りにくい派遣社員・フリーター・主婦・学生層に対して、スーパー系のクレジットカード各社は積極的にカードを発行しています。

「消費者金融系クレジットカード」

最後はプロミス・アコム等の「消費者金融系クレジットカード」です。少し前まで「消費者金融系クレジットカード」は発行枚数を急激に増やしていました。

「消費者金融系クレジットカード」はキャッシング機能がメインでショッピングの利用限度額は低くなりますが、クレジットカードとしての最低限の機能は装備されています。

審査基準は前述の4つの系列の中で最も緩く、過去に自己破産や弁護士が介入する任意整理をした人で、5年~7年経過した人の中にも審査をパスする場合があるとのこと(通常は自己破産で10年、任意整理で5年間はクレジットカードやカードローンの発行は難しいと言われています)。

従って過去に延滞履歴の有る場合や勤務先に自信の無い方は、「消費者金融系クレジットカード」にトライする価値は有りそうです。

ただ、この章の冒頭で「少し前まで」とお伝えしたのは、今も発行枚数は伸びているのは伸びているのですが、消費者系クレジットカードといわれるカードがプロミスや武富士が終了して、 アコムマスターカードのみになってしまいました。

なので、消費者系クレジットカードを作りたい方はアコムマスターカードでの申し込みになります。


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