ブラックリストってあるの?
クレジットカードを利用する方の中には、ブラックリストという言葉を1度は耳にしたことがあるはずです。
ブラックリストは、クレジットカードを利用できない多重債務者や、支払い能力が無い人のリストと捉えられがちです。 その上で、各業者間でブラックリストが共有化されているだけでなく、闇金業者にも個人情報が出回っていると解釈されている側面もあります。
しかし、この内容は実際のブラックリストとは異なります。これは、どういうことなのでしょうか。
ブラックリストとは、簡単に言えば「借入金の返済が延滞していること」です。 実は、クレジットカードの世界では支払いが一定期間延滞した状態を「事故」或いは「延滞」と呼んでおり、その事故情報(延滞情報)が信用機関に登録される仕組みになっています。
この事故情報のことをブラック情報と呼んでおり、信用機関にブラック情報が登録されたことを「ブラックリストに載った」と言っているのです。
つまり、クレジットカード会社が保有している延滞者リストや契約不可能者のリストではないのです。 信用機関に事故情報が登録されると、登録期間中はどんなクレジットカード会社に申し込んでも、審査は通りません。
但し、事故情報が登録されてから5年経過すると、登録情報が抹消されて再度クレジットカードを作ることができるようになります。 但し、自己破産したり、民事再生手続きを受けた人は、事故情報が7年間消えない決まりとなっているため、7年経過しないとクレジットカードを作ることができないことに留意しましょう。